映画「ちょっと今から仕事やめてくる」のあらすじや感想を紹介!働くこと、生きることの意味を問う感動作

働くって何?人生の意味って何?生きるということを見つめなおすきっかけをくれる、あたたかな人間ドラマ。

すべての“働く人”への応援メッセージ作品!

映画「ちょっと今から仕事やめてくる」のあらすじ

ブラック企業で働き、無茶なノルマと上司のパワハラで心身ともに疲れ切ったサラリーマン・青山隆。

残業からの帰宅中、過労と投げやりな気持ちが重なって意識が朦朧とし、駅のホームから線路に落ちかけたところを、ヤマモトという青年に助けられる。

ヤマモトは小学校の同級生だと名乗るが、青山は彼に全く覚えがない。しかし明るく屈託のないヤマモトと接することで気持ちが少し上向きになり、仕事も良い結果が出るようになっていった。

ある日、本当の同級生・ヤマモトは海外に住んでいることが発覚。青山の問いに、ヤマモトは「同級生というのは勘違いだった」とあっさり認め、2人は改めて友人関係を誓い合う。

しかし、ふとした思い付きからヤマモトについて調べた青山は、彼が3年前に自殺していたという衝撃の事実を知る…。

映画「ちょっと今から仕事やめてくる」の感想レビュー

オススメ度:7/10 ★★★★★★★☆☆☆ 働くこと、生きることの意味を問う感動作。

働くということは、本当にいろんな悩みがつきもので、辞めたいとか、実際に辞めたとか、それこそ死んでしまいたいと思うほど思いつめられた経験のある人は少なからずいると思う。

この作品は、そんな風に追い込まれている人の背中を押すきっかけになるかもしれない。生きていればいいことがあるのだから、ほんの少しだけやり方を変えて頑張ってみようと、と応援してくれる作品。

ただ、個人的には物語後半がちょっと長いようにも感じた。青山の決断以降の展開がもう少しコンパクトにまとまっているとなお良かったかも、と思う。

また、この作品のようなブラック企業にしがみつく必要はまったくないけれど、この作品を引き合いに出して、「今の仕事が嫌なら辞めちゃえばいいじゃない」という転職推進論を振りかざす人がいたら、それは少し違うかなあと思う。

人生には希望があるんだよ、と教えてくれる作品なので。

ブラック企業の描写がリアル…

吉田鋼太郎演じるパワハラ上司・山上の壊れっぷりがヤバい。気に入らない相手に罵声をあびせ、ネチネチと嫌味を言い、土下座をさせる。それだけ吉田鋼太郎の演技が凄いという証なのだが、あまりの“クソ上司”っぷりは、見ていて吐き気がするほど…。

黒木華が演じた会社の先輩・五十嵐美紀もまた、キツいノルマに追い詰められて青山を陥れる行動をとるのだが、おそらく実際にあるのだろうなと思うと冷や汗が出る。

そして、工藤阿須加が演じる純朴なサラリーマン姿もまたリアル。とても真面目で必死に仕事に励むけれど成果が出せず、仕事どころか生きることが嫌になって自殺を考えるほど思い悩むさまをとても自然に演じている。

工藤阿須加は生気を失ったさまを演じるのがとても上手い!彼が持つナチュラルな人の好さも生きており、キャスティングが絶妙だと感じた。

ブラック企業の勤務経験を持つ人が見ると、トラウマが蘇ってしまうかも…。

タイトルでもある「ちょっと今から仕事やめてくる」という台詞

原作を読んでいなくても、この台詞を言うのは想像がつくわけで。今か今かと待ちながら作品を見進めていくのだけれど、この台詞を言ったときの青山の決意に満ちた表情とヤマモトの様子には思わず涙がこぼれてしまった。

仕事を辞めるという大きな決断を、「ちょっと」と敢えて軽い感じで言う様子にグッときた。リアルにその辞め方をしたら社会人としてどうなのよ?という疑問はあるけれど、そこはさておいて。

そして、鬼部長の山上が、青山からの辞意を受けて脅しをかけてもあっさりとかわされ、「クソ!クソ!」と悔しがるさまは、正直なところかなり痛快!

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まとめ

仕事に悩み、生きることにちょっと疲れている人、または過去にそのような経験がある人には、心にグッとくる作品になっていると思う。

仕事なんて嫌なら辞めればいい、と転職を勧めるような話ではなくて、「人生は希望に満ちているものだから、少し勇気を出して見方を変えてみては?」とヒントをくれるような作品。

監督…成島出

キャスト
ヤマモト…福士蒼汰
青山隆…工藤阿須加
五十嵐美紀…黒木華
山上守…吉田鋼太郎

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