映画「カメラを止めるな!」のあらすじや感想を紹介!まだ見ていない人は直ぐに見ないとヤバいかも

爆発的ヒットの元は口コミ!日本アカデミー賞を受賞した、“新しい日本映画”。

怒涛の展開と機転…映画はこうしてつくられる、を映画の中で描く。笑える、ほっこりする、もう一度最初から観たくなる。そして、ネタバレは絶対禁止。

映画「カメラを止めるな!」のあらすじ

30分ノーカット・生放送・ゾンビもの。そんな無茶な番組を作るようにと依頼された、早い・安い・クオリティはそこそこ、が売りの映像監督・日暮隆之は、クセの強い出演者とプロデューサーに、胃の痛くなるような思いでいた。

そんな夫を応援する妻・晴美は元女優。密かに女優業への復帰を夢みており、夫の作品の脚本を読むのが楽しみでもあった。娘・真央は、父と同じく映像監督への道を志して修行中だが、こだわりが強すぎるあまり周りと折り合いがつかない。

いざ迎えた生放送の本番当日。ただでさえ問題だらけの現場では、トラブルが次々と発生。ついには見学に来ていた隆之の家族まで巻き込んで、現場は大混乱のまま、番組の放送が始まる。

映画「カメラを止めるな!」の感想レビュー

オススメ度:9/10 上映館たった2館から、口コミで躍進を遂げたのも頷ける、真のエンタメ映画

『カメラを止めるな!』の上映館は、始めはたったの2館のみだった。低予算で作られ、映像的な派手さはあまりない、大手のシネコンとは縁のないマイナーな作品として世に出た。

それが何故こんなにもヒットし、日本アカデミー賞を獲得するに至ったか。それはひとえに、人々の口コミの力であった。

本来の公開日は6/23。筆者の地元地域で公開されたのは8/10であったが、上映は長い期間行われた。筆者自身もSNSでこの映画の存在を知り、「ネタバレができないからとにかく観て」との言葉に興味を持ち、公開後すぐに観に行った。そして、SNSであのように勧められていた理由がわかった。

この映画に関しては、何を語ってもネタバレになってしまうのだ。本当ならあらすじすら読んでほしくないくらいなのだが、それではレビューにならないので、極力ネタバレを避けながら本作の魅力を書き記していくしかない。

ひとつ言えることは、「始めの30分で見切りをつけてしまうのは非常にもったいない」ということだ。

冒頭30分、ワンカットで撮影された“生放送のゾンビもの”

映画は、映像監督・日暮隆之が依頼された番組の生放送と共に始まる。いわくつきだという建物で映画の撮影を行っていたクルーたちが、突如として現れたゾンビに次々と襲われていく、というストーリーの番組だ。

このストーリーだけ見れば目新しさはないが、この番組の売りは、生放送でありワンカットであるという部分である。

カット割り(映像が切り替わること)は一切なく、たった一台のカメラがノンストップで役者たちを撮影し続けるのだ。さらには、生放送なので失敗は許されない。正真正銘の一発撮りなのである。

その設定の通り、冒頭30分はカット割りが一切行われず、カメラは一台のみ回り続け、当然裏方のスタッフが映り込むこともない。

この時点でかなり感心するべきことであるが、この映画の本質は、“この映像をいかにして作り上げたか”にある。

はっきり言って、冒頭30分はストーリーも映像も退屈だ。しかし、一度映画を観終われば、退屈だと思っていたはずのこの番組をもう一度観たくなるはずだ。

後々の展開を楽しむためにも、冒頭30分をしっかり覚えておいていただきたい。

クセしかない出演者たち

映像監督・日暮隆之は、押しに弱い優柔不断な印象を受けるキャラクターである。

自身の作る映像は常に妥協したもので、良い映像を撮ろうという熱意やこだわりを失ってしまっている。

そんな隆之を取り巻く、家族を含めた周りの人々は、反対に、個性の塊と言って差し支えない人々だ。
アルコール中毒で、撮影中でも常に酔っている中年の俳優。わがままと事務所NGばかりの駆け出しアイドル。プライドが高く、作品にこだわりすぎて扱いにくい新進気鋭のイケメン俳優。さらには裏方の番組プロデューサー、制作陣に至るまで、主張の強いキャラクターの人物ばかりなのである。

先述した通り、押しに弱く優柔不断な隆之には、とてもまとめきれないと思うようなメンツばかりなのだ。

そんな登場人物たちが、どのように番組を作り上げていくのか、どのようにほとばしる個性を噛み合わせていくのか、そういった部分もこの映画の楽しさのひとつだ。

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まとめ

まず何よりも声を大にして主張したいのが、絶対にネタバレは見るな、ということである。

このレビューは極力ネタバレを避けて作成したものではあるが、本当なら一切の予備知識なしで観てほしい。必ず、「何も知らないで見てよかった!」という感想を抱くはずである。

筆者が映画館で観賞した際は、上映中の笑い声が絶えることがなかった。どうか思いきり笑いながら観てほしい。

エンターテインメントとはかくあるもの、という体感を得られるはずである。

監督…上田慎一郎

キャスト
日暮隆之…濱津孝之
日暮晴美…しゅはまはるみ
日暮真央…真魚
松本逢花…秋山ゆずき
神谷和明…長屋和彰

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