映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」のあらすじや感想を紹介!これまで何度も映像化された人気作品のハリウッド版

士郎正宗による漫画「攻殼機動隊」が原作の実写映画となる。

いままで原作を元に、TVアニメや劇場版、ARISEシリーズなどがある人気作品。それぞれ違う監督で製作されている。

登場人物や背景、時代設定の違いなどから、パラレルワールドの様を呈している。今回は、ハリウッド映画となる。

映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」のあらすじ

サイバーテロ進行中のビルの屋上で、ミラ・キリアン少佐が状況を見極めようとしていた。

階下では、某国の大統領がハンカ・ロボティクス社の接待を受けていた。それを何者かが違法に監視している。突然の武装集団の登場に、少佐は公安9課の到着を待たずに単独突入する。

脳から直接ネットに接続する「電脳化」が進んだ近未来。企業は、さらに「義体化」による人類の完全なサイボーグ化を推し進めようとしていた。

テロに巻き込まれ瀕死の状態だったミラは、その第1号であり、その能力を見極めるために公安9課の任務に就いていた。記憶が失われ、自己の存在理由に悩まされる日々を送っていた。

事件後のミーティングで、ハンカ社のトップを狙った連続テロの事実が確認される。テロの現場には、クゼと名乗る者からのメッセージが残されていた。「ハンカと組めば、お前たちは破滅する」。

捜査の糸口を見つけるため、少佐とバトーは破壊した芸者ロボットの調査をしているハンカ社に向かう。犯行に使われた芸者ロボットは、電脳ハッキング用に改造されている上に、痕跡は消されていた。

メモリーの解析に時間がかかると聞いた少佐は、無謀にもロボットの記憶へのダイブを試みる。捨て身で挑んだ少佐だが、逆にクゼからハッキングを受けてしまう。同行していたバトーが心配するが、少佐はクゼに繋がる手掛かりを掴んでいた。

少佐はクゼのハッキングを受けてから、以前に増して意味不明の記憶の断片が増えた。クゼとは、何者なのか?

映画「ゴースト・イン・ザ・シェル」の感想レビュー

★×8

安心して見ることが出来る攻殼機動隊ものだった!この作品だけを観ても、しっかり内容が把握出来るので、公安9課を知らなくても楽しめる。

正直なところ、攻殼機動隊の作品を見る時は気合が入る。士郎正宗の原作自体も、突然出てくる単語が周知の如く扱われているからだ。それに加えて、哲学的な会話がなされたり、とにかく発する言葉の内容が濃い。

この映画では、公安9課、とりわけ少佐のことを理解するにも分かり易い話になっていたと思う。ポイントは「完全な義体化」がまだ確立されておらず、開発段階であることくらいだろう。

むしろ、それがこの作品のテーマとなっていているので無理がない。劇中で、あまりに?が付いてしまっては、内容が分からずにイラついてしまう。

都合のいい武器も出てこない。単に近未来物としてでも、安心してお勧めできる。みなみに、後半に桃井かおりが、キーバーソンとして出演しているのを知って驚いた。

バトーの存在

少佐が信頼してもよい存在であるバトーだが、作中の彼の眼の義体化の経緯も、少佐とのやり取りがいい感じだ。

バトーは、少佐に歯に衣着せない言葉を吐くが、彼女を信頼している。少佐が仲間としての距離を微妙に取っているのも、面白さのひとつになっている。

不思議な感覚の映画だ!

アニメーションの世界を壊していない。さらにCG、実写の壁も超えて、新しい感覚の描写と思った。

アニメの実写化は、数多いが、今後こういった形で描くことが出来るという指針になるのだろうか?!

なぜ、アメリカ人?

日本人のビートたけしが出ているのに、なぜ主人公の草薙素子が、アメリカ人なのか?映画を観る前にそう思っていた。欧米では、ホワイト・ウォッシング(不要に白人化する)であり、人種差別的だとの議論があったという。

原作とアニメから入ったので、この作品は全く別物と思って観るつもりでいた。ハリウッド映画なので、キャストも気にしない。

ところが劇中、そんなことは忘れていた!ミラの表情にはっきりとTVシリーズの少佐の表情が見えた。鋭く真実を追求する目。少しやり過ぎの感もあったくらいだが、ヨハンソンは適役だと、この時思った次第。

考えてみれば、今まで見てきた「少佐」は日本人然とはしていなかったと思う。こだわり始めるとトグサ、イシカワ、サイトーも気になるのだが…。

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まとめ

士郎正宗の原作漫画と、派生したアニメーションの人気が高く、内容も濃い。どういう形で案内したものかと考えてしまった。正直なところ、それぞれの話を区別できるほど精通もしていない。

今回、案内できるのは、この作品だけでも楽しめるようになっていること。さらに、これをキッカケに原作やアニメーションに繋げるのも、楽しみ方の1つということ。

映画が終わって、これは続編が出来るのかなと期待している。

監督:ルパート・サンダース

キャスト
ミラ・キリアン少佐/草薙素子・・・スカーレット・ヨハンソン
バトー・・・ピルー・アスベック
荒巻課長・・・ビートたけし
オウレイ博士・・・ジュリエット・ビノシュ
クゼ・・・マイケル・カルメン・ピット

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