映画「ゴースト・オブ・マーズ」のあらすじや感想を紹介!火星を舞台にしたSFホラーアクション

B級映画の帝王と言えば間違いなくジョン・カーペンターだろう。彼は映画史に残る作品を何本も撮ってきた。

そんなジョン・カーペンターが火星を舞台にしたSFホラーアクションを撮った。それがゴースト・オブ・マーズだ。

映画「ゴースト・オブ・マーズ」のあらすじ

舞台は西暦2176年。人類が移住し植民地となった火星。

ある日、火星警察のバラード警部補とその仲間は凶悪な犯罪者の護送のため鉱山のある街、シャイニング渓谷へと護送列車で向かう。しかし、シャイニング渓谷は人っ子一人いないゴースト・タウンと化していた。

周囲を捜索するバラード警部補は天井から吊るされ、無惨に殺された沢山の死体を発見する。刑務所を拠点にしつつ捜索を再開するバラード警部補。

ようやく車の中に閉じこもっている市民を発見するものの、その男は車に閉じこもったまま自殺してしまう。

一方、警察官であるジェリコ・バトラーは鉱山の方で、人の皮を自身の顔に縫い付けた未知の言語を話す人々を発見する。

そう、彼らこそ古代の火星にいた先住民。その幽霊だったのだ。幽霊は人に憑りつき、火星の余所者である人類を無差別に襲う。

かくして、火星警察は生き抜くために凶悪犯罪者であるウィリアムズと手を組むこととなる。

映画「ゴースト・オブ・マーズ」の感想レビュー

★★★★★★★★ 人が死ぬ最高の娯楽作

『ゴースト・オブ・マーズ』最大の魅力は人が沢山死ぬことだろう。ご存知の通りジョン・カーペンターは『遊星からの物体X』や『要塞警察』などで極限状況におかれた人とその死に様を描いてきた。

『ゴースト・オブ・マーズ』はそんな「人の死」という娯楽性を極限までジョン・カーペンター流に高めた作品だと言える。

火星人の幽霊が使う武器は殺傷性が高く、人の首がポンポン愉快に飛ぶシーンは必見だ。もっとも、火星警察もただ指をくわえて死を待つだけではない。鍛え抜かれた肉体と技術、そして拳銃を駆使して火星人の幽霊を殺していく。

火星人の幽霊に反撃するシーンは作曲家でもあるジョン・カーペンターのノリノリの曲と共に火星人の幽霊を打ち負かしていくのでテンションがうなぎ登りとなる。

奇抜な設定

火星の植民地が舞台の物語として、そこに火星人の幽霊が登場する物語がどれだけあるだろうか。

火星人の幽霊は人に憑りついて乗っ取るので、肉体を殺してもその総数は決して減らない。むしろ味方に憑りついてこちらに大ダメージを与える恐怖の存在だ。

また、その見た目も奇抜でマリリン・マンソンのようなメタルバンドのボーカリストのようになる。鬼才ジョン・カーペンターにしか生み出せない設定だろう。

男気溢れるキャラクター

『ゴースト・オブ・マーズ』の魅力の一つはキャラクターだろう。

特にギャングスタ・ラップを世に知らしめたN.W.Aの元メンバーにして名リリシストのアイスキューブが演じる犯罪者のウィリアムズは、犯罪者でありながら反骨精神にあふれた男気満載のキャラクターである。

ちなみに髪のまだあるジェイソン・ステイサムも出演している。

絶望と爽快感のバランス

本作は火星人の幽霊という絶望的な敵が相手の映画だが、その内容は決して暗くない。暴力の爽快感に溢れており、絶望の中にも「こいつらなら勝てるかも」という安心感がある。

そして本作の終わり方は、間違いなくジョン・カーペンター映画の中でも得に爽快感のある超クールな終わり方である。

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まとめ

『ゴースト・オブ・マーズ』は「奇抜な設定」「魅力的なキャラクター」「ホラー」「SF」「クールな終わり方」など、ジョン・カーペンター的魅力が詰まった作品だと言える。

その水準は名監督らしく非常に高く、カルト映画として熱烈な人気を誇る。面白い映画はこの世にごまんと存在する。

しかしジョン・カーペンターの映画はジョン・カーペンターでしか見れない。そういう意味では『ゴースト・オブ・マーズ』は間違いなくおすすめの映画である。

監督:ジョン・カーペンター

キャスト
バラード警部補:ナターシャ・ヘンストリッジ
ウィリアムズ:アイスキューブ
バトラー:ジェイソン・ステイサム

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