映画「ミッドナイト・ラン」のあらすじや感想を紹介!ドキュメンタリーを見ているようなリキみの無い演技は必見

1988年公開の、ロバート・デ・ニーロ主演作品。

マーティン・ブレスト監督は、デ・ニーロに見合う相手役の選出に悩んだという話がある。グローディンは、納得の人選になった。

映画「ミッドナイト・ラン」のあらすじ

ジャック・ウォルシュは、ロスで保釈中逃亡犯専門の賞金稼ぎをしている。元はシカゴ市警の警官だったが、自分の筋を通した事でシカゴを出るハメになり、今の仕事をしている。

今日も同業者のマーヴィンの邪魔をかわして、逃亡者を捕まえた。保釈保証会社に金を受け取りに行くと、雇い主から大きな仕事があるので引き受てくれと懇願される。

逃亡者の名はジョナサン・マーデュカス、通称デューク(公爵)と呼ばれていた。保証会社は、普通の会計士だと思って金を貸したが、実は麻薬ディーラー、ジミー・セラノの関係者だった事が分かり、焦っていた。彼が消されたら、45万ドルもの保釈金が戻らない。

セラノには、シカゴ市警時代に嫌な思い出があったが、この稼業にウンザリしていたジャックは、多額の報酬を要求して引き受ける。今回の仕事を最後に、引退して店を持つつもりだ。

ジャックはニューヨークで、いとも簡単にデュークを見つけ出し空港に向かうが、デュークは離陸直前に騒ぎ出す。

ロスからはセラノ逮捕に躍起なFBIの捜査官一行が、ニューヨークからはデュークの命を狙うセラノの手下たちが、さらには焦った保証会社が送り込んだ同業者のマーヴィンまで加わり、デュークをめぐる追跡劇が始まる。

最後のジャックの大どんでん返しが、見もの!

映画「ミッドナイト・ラン」の感想レビュー

★×8 リキみの無い、デ・ニーロの演技が最高!

まるで、「賞金稼ぎのロバート・デ・ニーロという人は、こんな風に仕事をしています」というドキュメンタリー映画を観たような気分。もちろん、やっていることは乱暴なのですが、演技というよりも、それだけ身についた動きと見えたのかもしれません。

撮影の前には、実際の賞金稼ぎの仕事を観察したそうで、それはデ・ニーロの仕事のやり方なのですが、ハンパなく研究したのかなと感じます。もちろん本物の賞金稼ぎは、見たことないですが。

デューク役は、オーディションによりチャールズ・グローディンが選ばれ、デ・ニーロとは相性が良かったそうです。相乗効果で、これ程までに無理を感じさせない映画になったのかと思います。

ジャック・ウォルシュというキャラクターは、不器用な人間ではあるけど、渋い生き方をしてます。そして、仕事は違いますがデュークも、やはり筋を通す人間なのでしょう。そして、ふたりは反骨心が強い。だから2人はセラノがキライ!

人生に大きな影響を与えた因縁の相手、セラノとの会話の中で見せるジャックの悲哀の表情は、感動ものです。隠しきれずに出てしまった、ジャックの辛さが伝わってきました!

立派な商売

保釈保証業者は、金を貸した被告人が期日までに裁判所に行かないと、保釈金は没収されます。司法機関ではフォローしきれないので、賞金稼ぎは州によっては公的に認められた職業だそうです。

ちなみに、日本にも保証協会という会社があるようですが、アメリカでは需要が多くハイリスク・ハイリターン。当然日本とは、かなり事情が違うはずですね。

冴えない感じが、グーだ!

チャールズ・グローディンは、真面目とボケの人というイメージが売りですね。
今回の役も、潔癖で理詰めな喋りが、ジャックを悩ませます。加えて、こじつけの理屈もあり、ジャックの気持ちが分かりますよ。

デューク役には、故ロビン・ウィリアムズの名が挙がっていたようですが、グローディンの冴えない感じが程よいと思うのです。

音で分かる?

ジャックが、仕事で使うワザも楽しめます。扉のシリンダーにピンを差し込んで開ける、というのは他の映画でも見るシーンですね。

ニューヨークではジャックが、プッシュ回線のボタン音を聞きながら、「いい音楽!」と言っていますが、これはプッシュ音で押している数字が分かるということです。

この時に使っていた電話を盗聴した機械も面白かったのですが、どんなものなのかは分かりませんでした。あんな物が、あったのですね。

本人のイチオシ!?

デ・ニーロ自身の「一番好きな映画」発言があったそうです。

発言の時期が分からず、この映画のプロモーション時期だとリップサービス?とも思いましたが、グローディンとのやり取りや、仕事運びにギクシャク感はなく、自然に話に引き込まれるのが何よりの証拠!本人も納得の作品のハズです。

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まとめ

デ・ニーロという人は、役作りにかなりの取り組みを見せる人の様ですが、どちらかと言えば舞台向きの人なのだろうかと思います。
表現がオーバーに感じる事が多く、好みだけで言ってしまうとハッキリ分かれます。

この作品の彼は、役というよりも彼本人の様に感じて、素敵でした。
久し振りに観て、改めて楽しい映画だと思いました。

監督:マーティン・ブレスト

キャスト
ジャック・ウォルシュ・・・ロバート・デ・ニーロ
ジョナサン・マデューカス(デューク)・・・チャールズ・グローディン
アロンゾ・モーズリー・・・ヤフェット・コットー
マーヴィン・・・ジョン・アシュトン

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