映画「リーサル・ウェポン」のあらすじや感想を紹介!二人の対照的な日常を描く軽快なストーリー

題材や出演者などで観る映画を選ぶが、今回は題名・主演ともに興味を引かれた。

映画を観た後は、最大限の満足感を感じた!

映画「リーサル・ウェポン」のあらすじ

ロス市警のロジャー・マータフは、今日が50歳の誕生日。家族の祝福を受けるが、歳をとったと嘆いていた。幸せを絵に描いたような家族を持つ彼は、仕事では扱いにくい刑事で通っていた。

仕事に向かったマータフは、ベトナムの戦友の娘アマンダがビルから飛び降りたという事実を知る。その戦友はマータフの自宅に電話をかけて来ていた。

娘が飛び降りる前に使った麻薬には致死量の農薬が混ざっており、事件は一転して殺人の疑いを見せる。堅物のマータフには迷惑なことに、厄介な相棒もやってきた。

命知らずの捜査で麻薬課から追い出されたリッグス。マータフは彼に向かって、「究極の兵器(リーサルウェポン)として届け出るか?」と皮肉を言う。

マータフの苛立ちをよそに、ここでも危険な行動をとるリッグス。ついにマータフは、リッグスに向かって怒りを爆発させるが。

映画「リーサル・ウェポン」の感想レビュー

★★★★★★★★★★(満点)

映画「マッドマックス」で一躍有名になった、主役のメル・ギブソン。彼が今回どんな役を演じるのか注目した。ここでは、無茶振りする主人公のマーティン・リッグスを演じる。

一線を超えそうな危うさのリッグスに対し、相棒役のダニーグローバー演じるロジャー・マータフ刑事の存在が、マッドマックスのような喪失感だけの気だるさを感じさせなかった。機械的に犯人に銃口を向けるリッグスが、その居場所と共に、人としての感情を取り戻していくのが印象的だ。

リッグスとマータフの対照的な日常を個々に描き、やがてそれが重なっていく。意外な展開を見せていくストーリーは、ベトナム戦争でつながっている。話は軽快なテンポで進んでいて、退屈しなかった。

映画で使われる曲は、哀愁を感じるギター。エリック・クラプトンによるもので、妙にしみる。

主人公を取り巻く人間模様がカギ

やけ気味な事もあり、リッグスはここでも逸脱した行動を見せる。そんな彼に苛立ちを覚え、厳しくたしなめるマータフだが、実は情の厚い彼は、何気なくかける言葉でリッグスに接していく。

リッグスは、彼を理解し信頼しようとするマータフに心を開いていく様が描かれている。そんな流れを見ていると、泣けてくる。

作品はシリーズもので、4作目まで製作されている。登場人物とその関わり方に注目していると、シリーズを通して楽しむことができる。

ベトナム戦争などの背景を少し知ると、分かり易い

少し知識があると、主人公が仕事に打ち込める理由が、戦争で身に付けた技術であることが納得できる。

ベトナム戦争の最中、CIA(アメリカ中央情報局)が裏の仕事のために、エア・アメリカという民間を装った航空会社を運営していたのは実話。

他にも特殊部隊員のTATTOや外国人傭兵の話など、あまり聞かない言葉が出てくる。

銃に興味がある人は、ここも楽しめる

リッグスが持つ拳銃ベレッタM92は、撮影当時(1990年)アメリカ軍で正式に採用されていた(現在は違う銃)。その信頼性から警察官なども使用していて、色々な映画に登場している。

マガジン(弾倉)に15発装填することが出来るので、余裕を持って使用することが出来る。対してマータフの銃は、スミス&ウェッソンの6発装填の回転式。リッグスはマータフに向かって、「古いね」と挑発的なことを言って、睨まれる場面がある。

銃も多様化しているという話。さらに2人が、それぞれどんな銃の使い方をしているかを見ていると、彼らの歩んだ人生の違いも言えてくる。

面白いのは、2人が同時に拳銃を抜く場面。どう面白いのかは、見てのお楽しみ。

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まとめ

ある役柄で名前が売れると、その路線が続いてしまうことが少なくない。しかしメル・ギブソンには、あまり当てはまらないかもしれない。

彼は、そのキャリアの中でも早いうちから、アドリブを加えることや監督業に興味を持つ意識で映画に関わっているようだ。それ故、この映画も味があるのではないかと思う。

あと書かずにいられないのが、存在感のある悪役を、ゲイリー・ビジーが演じていること。映画「ビッグ・ウェンズデー」に出演していた。あまり役に恵まれていない気がするが、本作ではマシンのような冷酷さを演じている。

監督・・・リチャード・ドナー

キャスト
マーティン・リッグス・・・メル・ギブソン
ロジャー・マータフ・・・ダニー・グローバー
ヨシュア(ジョシュア)・・・ゲイリー・ビジー
将軍(マキャリスタ)・・・ミッチェル・ライアン

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