映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」のあらすじや感想を紹介!夫婦それぞれの人生観が見える映画

2010年7月17日に、KKajunskyという名でYahoo!知恵袋に投稿されたという質問が元となっている。

ブログ発表、投稿をもとに音楽、漫画の出版。2018年、榮倉奈々、安田顕出演の映画化となる。

映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」のあらすじ

バツイチのじゅんは、前回の結婚生活を3年で終えていた。今度の結婚では、3年目に確認しようと話している。じゅんは、もうすぐ3年になると考えながら帰宅の途に付いていた。

しかし、じゅんの不安はかき消された。帰宅すると、妻は血を流して死んでいた。慌てる、じゅん。揺すっても、声を掛けても動かない。何とかしないと。

動揺する中で頭をしぼり、救急車を呼ぼうとするが、117だったか?電話をしようとした、その時、誰かが脚をつかんだ。振り向くと、血を流した妻が「わぁー」という声とともに、襲いかかってきた。じゅんは、悲鳴をあげた。

「驚きました?」。ちえは生きていた。それから、ちえは毎日死んだふりを繰り返すようになった。だが、なぜこんな事を始めたのか?じゅんは、会社の後輩、佐野に相談し、色々と対策を考えるが、ちえは一向に「死んだふり」を止める気配がない。

しっかり者の佐野の妻も巻き込んでみるが、思わぬ展開になっていく。はたして、ちえが死んだふりをする理由とは?

夫婦とは、離婚とは、一緒に歩み続けるとは、それぞれの人生観が見えて面白い!

映画「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。」の感想レビュー

★×8 タイトルからして面白いっ!と思って観たが、期待していた以上に深い!

2010年7月17日のYahoo!知恵袋の質問で話題になったわけだが、伏線にホントか?という投稿もある。間違いなく映画自体が面白く出来上がっていると思うので、真偽は問題ではないと思う。

ちえが工夫を凝らす「死んだふり」はユニークだし、それに悩まされる旦那も微笑ましいので、単に笑える映画としても楽しめる。

勿論それだけではなく、ちえが、触れ合う人たちから、「夫婦」について学んでいく時にはとても真剣な表情を見せる。「死んだふり」とのギャップで、一気に引き込まれてしまった。

世の中に、こんな発想をする人がいてもおかしくないとさえ思ってしまった!ただ、毎日はキツイかも。

折れぬ、ちえ。

じゅんは、ちえが好き。だからこそ、堪えられない奇行。さすがに、言ってしまうこともあった。
「死んだふりは、飽きたよ」。力なく、じゅんは言う。劇中、そのセリフを聞いて、ちえが可愛そうに思ったが…。

ちえの優しさ。

肩を落とした人への、ちえの優しさが泣ける。無理に言葉を並べるのではなく、本気でボケをかましている。ただボケの芯には、悲しい心に少しだけ光を差したい、くらいのソフトな思いやりが有るのだと思う。だから、バカだな〜と少し笑える。それが、相手の助けになっている。

この無垢な優しさの理由が、子供の頃のものだったらしい事が、終盤に明かされている。

語る親父たち。

この作品に出てくる親父たちが、口にする言葉は染みる。それは、「世の中っていうのはなぁ」、などという類のものではない。しっかりと自分の生き様から得たもの、だから言い切れるというものだったと思う。無理して吐いた言葉ではないし、説教がましくもない。

たとえその時に解からなくても、「ああ、このこと」みたいに後に確かめられる言葉なのだろうと思う。
世の中、聞いている時は分かったようでも、あとに残らない話は多くあると思う。本作中の親父たちは、静かに熱い!

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まとめ

言葉にすると嘘になる、というセリフを聞いた事がある気がする。コントとかだったかもしれないが、この言葉は正しいと思う。

どんなに言葉を選んでも、ニュアンスを表現出来ている気がしない事もあれば、受け取る側で変わってしまう可能性もある。

ちえは天然という感じだが、由美子への言葉は正直で、それは経験に裏付けられているのが分かった。もっともな事だと思った。

おかしな話だが、その柔さをキチンと伝えたいと思って書いていたら、時々固まってしまった。「この表現で、良いのか?」という具合。

監督:李闘士男

キャスト
加賀美ちえ・・・榮倉奈々
加賀美じゅん・・・安田顕
佐野壮馬・・・大谷亮平
佐野由美子・・・野々すみ花

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