映画「荒野の七人」のあらすじや感想を紹介!映画史に残る名作西部劇

荒野の七人は映画史に残る名作西部劇であり、知っている人も多いだろう。また、世界的名作である黒澤明監督の『七人の侍』のリメイクでもあり、国内外で高い人気を誇る作品である。

七人の無法者ガンマンが農民を守るため。ただそれだけのために命を燃やす。

映画「荒野の七人」のあらすじ

メキシコの荒野にぽつりと存在する農村は毎年刈り入れの時期になると盗賊団に作物を奪われていた。このままではみんな飢え死にしてしまうと恐れた農民は金を出し合って銃を買うために国境を越える。

その国境を越えたところにある小さな街ではネイティブ・アメリカンの死体を一部の住民の反対により埋葬できないでいた。そこで御者を買って出たのがガンマンのクリス。そして同じくガンマンのヴィンだった。

二人は命を省みず道を進み、敵を打ち倒しながら墓地へとたどり着き、ネイティブ・アメリカンの遺体は埋葬された。

その姿を見て感銘を受けた農民はクリスに銃の買い方と撃ち方を教えてもらうように懇願する。それに対して「銃を買うよりガンマンを雇ったほうが安い」とし、村の護衛を引き受けた。

そしてクリフはヴィンをはじめ、チコやベルナルドなど、個性豊かなメンバーをそろえ村へと向かう。しかし、村ではガンマンを恐れ、誰一人出迎えに現れなかった……。

映画「荒野の七人」の感想レビュー

★★★★★★★ 良くも悪くも西部劇版『七人の侍』

ご存知の通り黒澤明監督の『七人の侍』は世界中に影響を与えた作品だ。そんなリメイク版である本作『荒野の七人』なのだが、思ったよりまんま『七人の侍』を西部劇に置き換えた作品だった。

当然『七人の侍』は超面白い作品なので『荒野の七人』も面白くはなっているが、なにぶん尺が短いもので、七人の侍のエッセンスを十分に抽出できているとは言い難い作品だった。

とはいえ『荒野の七人』ならではの素晴らしさもいくつか存在する。例えば小粋な台詞回しは、アメリカならではのものが多い。また、主演のユル・ブリンナーとスティーブ・マックィーンの存在感は『荒野の七人』ならではだろう。

どこか乾いた清々しい風を感じる七人の侍といったところなので、間違いなく多くが楽しめるであろう一本。西部劇と侍映画の相性の良さはこの映画で間違いなく証明されたと言える。

さわやかな七人の侍

七人の侍は重苦しい空気と浪人であることの無常感が強く、見た後にすっきりするタイプの作品ではない。

その点は荒野の七人ではガンマンたちの無常感を演出しつつも軽やかな風を感じさせる終わりなのでそういった点で非常にアメリカチックであり、多くの人がとっつきやすくなる要素だと思う。

存在感のある俳優陣

本作はなんといっても俳優陣が素晴らしい存在感を放っている。たとえば主演のユル・ブリンナーはアカデミー俳優でもある名優だ。その鋭い眼光は彼がタフなガンマンであることを一発で伝えることができる。

また、誰もが知る名優、スティーブ・マックィーンも素晴らしいのは言うまでもないだろう。彼の飄々としつつ真実を捉える真の男としてのふるまいは、確かに見る者を虜にする恐ろし気な魔性っぷりだ。

刀から銃となった戦い

『七人の侍』ではそのタイトル通り侍が主人公であり、戦いのほとんどは刀か槍だった。一方荒野の七人の主人公はみなガンマンであり、その戦いはおのずと銃が中心であった。

そのため、敵が遠方より狙撃してくるシーンなどは『七人の侍』にはないシチュエーションであり、その緊張感溢れるアクションシーンは『荒野の七人』ならではだった。

U-NEXTにて配信中

まとめ

『荒野の七人』は前述した通り映画史に残る名作であり、その人気はいまだ衰えない。それは現代でもリメイク版である『マグニフィセント・セブン』が作られていることからも明らかだろう。

実際『荒野の七人』は素晴らしい映画だった。『七人の侍』として考えるとやや中途半端感が否めないものの、一本の西部劇映画としては間違いなく名作である。

是非この真の男たちの生き様をその目で見て欲しい。そんな作品だ。

監督:ジョン・スタージェス

キャスト
クリス:ユル・ブリンナー
ヴィン:スティーブ・マックィーン
チコ:ホルスト・ブッフホルツ
ベルナルド:チャールズ・ブロンソン
リー:ロバート・ウォーン
ハリー:ブラッド・デクスター
ブリッド:ジェームズ・コバーン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です